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友人とちょっとした言い合いになった。
事の発端は、家で料理をつくるかどうかという話題。
俺も友人も、元々食べるのが好きなのもあって、
家でも美味い物を食いたいと、若い頃から自炊をしていた。
いろいろな調理の話をしていた途中で、俺が、
「最近はインスタントラーメンに凝っててさ」と言うと、
友人は鼻で笑いながらこう言ったのだ。
「いや、インスタントラーメンは料理じゃねぇだろう」
その言葉を聞いて、俺は非常に憤慨したのだ。
ちょっと待って欲しい。
それはインスタントラーメンという商品を、
あまりに馬鹿にした発言ではないだろうか。
確かに、お湯を沸かして麺を茹で、
スープを溶かせばハイ完成と言えばそうかもしれないが、
実際、インスタントラーメンはもっと奥が深いものだと俺は思う。
「家庭で美味しいラーメンを食べたい!」
そんな消費者の切なる願いを叶えるべく、
様々なメーカーがそれぞれの視点から、
麺やスープ、薬味にまでこだわった上で、
独自のインスタントラーメンをブランドとして立ち上げている。
各ブランドそれぞれに確固たる特色があり、
それによって様々な調理の可能性が存在するのだ。
例えば日本でも特に有名な「サッポロ一番」。
これは「みそラーメン」を筆頭に、
「野菜を入れた時に美味しくなるように」という
きちんとした設計思想の元、長年愛される味を維持し続けている。
そこで、どのような野菜を入れるかであるとか、
粉末スープはどれくらいの濃度に溶かすかとか、
肉や卵は加えるか、面の湯で具合をどうするかと、
こだわれるポイントは沢山存在するはずだ。
そういった創意工夫をきちんとしながら作れば、
インスタントラーメンだって立派な料理だと俺は思う。
結局、友人は「所詮、インスタントラーメン」という立場を崩さなかったので、
今もこの文章を書きながら、若干腹が立っている。
皆さんはどう思うだろうか?
俺のこんな些細な話でも、共感してくれる人がいればいいのだけれど。
今度の休みにでも、友人を自宅に誘って、
俺が自慢の腕を振るって、最高のインスタントラーメンを食わせてやろうと思う。
今に見てろよ……!
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